親子8組と花寄せ植え 三重・松阪の飯南高生徒21人
子育て支援セ「かんがるー」と交流再開
三重県松阪市飯南町粥見の県立飯南高校(西川俊朗校長、212人)の郷土環境系列の3年生21人は15日午前10時から同校で、市子育て支援センター「かんがるー」(飯南町横野)を利用する0歳児~2歳児の親子8組を招いて、花の苗の寄せ植え作業を一緒に楽しみ交流した。 地域の環境に関わろうと、同系列の「総合学習」の一環として5年ほど前から行われている。近年は新型コロナの影響で花の提供にとどまっていたが、今年から交流が再開した。 交流に合わせて、生徒たちは春休みからマリーゴールドやサルビア、ペチュニアなど8種類、約250株を校内の農場ハウスの中で大切に育ててきた。 この日、生徒たちはまず校内の農場ハウスなどを親子に紹介。その後、10個のプランターに色とりどりの花を一緒に植えたり、余った花の苗を分けるなどした。子供たちは、スコップやプランターの土に興味津々。中には花ではなく、ずっと土いじりをしている子供もいて、生徒たちにも笑みがこぼれ、遊び相手になっていた。 同校の野口樹輝君は「自分が若返ったよう。花よりも土に興味があったようで、ずっと土を触っている子もいて、とてもかわいかった。花を育てて良かったなと思いました」と笑顔を見せた。 寄せ植えをしたプランターは「かんがるー」に飾られる予定。