<吉柳咲良>「ブギウギ」若手スター、水城アユミは「芯の強い女性」 「励みになった」趣里の言葉は? 「ラッパと娘」歌唱シーンの舞台裏も
自身と似ているかと尋ねると、「私は、あそこまで真っすぐに先輩に対して対等にとは思えないタイプかもしれないです。どちらかというと恐縮してしまう方ですが、アユミの歌に対する思いは、よく分かるところがあり、通じる部分もあるのかなと思います」と答えた。
アユミの母が蒼井さん演じる大和礼子と知ったときは「畏れ多すぎて。まさかのまさかという感じでした。あの、生まれたてだった赤ん坊がそうなんだという驚きはありました」と明かす。
蒼井さんに対しては「もちろん現場では一度もお会いしてなくて。『ブギウギ』の中で見ていた印象なんですけれど、蒼井さん演じる大和さんに芯の強さというか、ブレない、人としての強さを感じていたので、どこかアユミにも通じるものがあって、やっぱり親子だなって。(スズ子の)キリッとした表情が似ているというせりふがありますが、それはやっぱり大和さんの芯の強さから出ていると思い、アユミも同じような思いを背負っていけたらいいなと思っていました」と語る。
◇ステージシーンは「福来スズ子にけんかを売るくらいの勢いで」
対峙(たいじ)することになるスズ子を演じる趣里さんとは「スタッフさんも交えていろいろとお話ししました」といい、力をもらったと振り返る。
「あるときスタッフさんが、私について『今は緊張して出してないけれど、もっと面白いんだよ、実は』みたいなことを趣里さんに話してくださったことがあって。それから私がどんどん素を出していく様子を見て、趣里さんが『絶対そっちの方がいいよ。咲良は咲良のまま突き進んだ方がいいよ』と言ってくださって。私の本来のものを認めてくれる人が(現場で)こんなに近くにいてくださるのがすごくうれしかったですし、何より励みになりました。作らずにいるあなたの姿がすてきだよといってくださった趣里さんの言葉のお陰で、変に遠慮したり、気を使いすぎたりすることもなく、水城アユミという役を演じ切ることができたと思っています」