【スープラGT500に激しい入札!】JDM車だけのオークションを東京で開催
JDM車に的を絞ったオークション
国産旧車の中で新たなトレンドとなっているJDM車に的を絞った『JDMコレクティブル・オークション』が、11月16~17日に東京のA PIT オートバックス東雲で開催された。 【写真】11月16~17日に開催されたJDMコレクティブル・オークションの様子! (23枚) JDMとはジャパン・ドメスティック・マーケットの略で、日本だけで販売された右ハンドルのスポーツモデルが、アメリカで注目されたことからカテゴライズされたもの。 製造から25年が経過した車両は、アメリカの車両規定から除外されクラシックカーとして登録できる(一部例外の州がある)。そのためアメリカで販売されなかったR32スカイラインGT-Rを始めインプレッサやランエボなどの、日本のハイパフォーマンスモデルを輸入して乗るのがトレンドとなってゆく。 こうしたJDMという日本車カルチャーを牽引した珠玉の日本車たちを集めたオークションが、『JDMコレクティブル・オークション』である。主催するのは日本を代表するコレクターズカー・オークションハウスの『BHオークション』だ。
選りすぐりの18台を用意
JDMコレクティブル・オークションには、選りすぐりの17台とヤマハの未使用クラシックレーサーの計18台が用意された。11月16日と17日の昼間はビューイングタイムとされ、入札は17日17時からスタートした。 今回の出品車で注目に値するのがR32スカイラインGT-R N1だ。N1耐久レース参戦を目的に、ホモロゲーションモデルとして最初期に生産されたのがN1仕様で、生産台数は228台のみ。実戦用のモデルだけにレース未使用で残っているのは、ほとんどないと思われる。さらには走行851kmという実質新車といえるコンディションが驚きだ。 ローマイレージ車はこのほか、走行3051kmの三菱ランサー・エボリューションVI RSや、5781kmのマツダ・アンフィニRX-7(FD3S)といった、貴重なモデルが用意された。 玄人向けの1台といえるのが、ダットサン240ZヴィンテージZだ。米国日産がフェアレディS30Zを称え、公式にレストレーションした限定車が『ヴィンテージZ』なのである。米国国内向けに販売されたため、日本には2台だけが上陸したという。Zフリークには見逃せない1台だ。