【スープラGT500に激しい入札!】JDM車だけのオークションを東京で開催
スープラGT500に激しい入札
オークションは11月17日の17時からスタートした。今回は会場の関係から入札会場へ車両は入れないため、会場のモニターを使用して車両の説明が行われた。 今回のJDMオークションでは、レーシングドライバーであり、現在はスーパーGTの GT300クラスに参戦する#60 LMコルサの監督を務める飯田章氏と、スーパー・フォーミュラとスーパーGTで活躍する笹原右京氏がコンダクターを務めた。 JDMオークションで注目を集めたのが、2000年の全日本GT選手権(スーパーGTの前身)に竹内浩典氏と立川祐路氏がドライブした、トヨタ・スープラGT500が出品されたことだ。現役引退後にパワートレインはメーカーに返却されたが、レースを戦い抜いたボディとシャシーは奇跡的に生き延び、以来竹内氏が保管していたものが出品されたのである。 オークションは出品された18台中7台が落札された。このうち最もヒートしたのがスープラGT500だった。会場には竹内氏が登壇して雰囲気を盛り上げたこともあり、激しい入札が繰り広げられた。エンジンとトランスミッションがない状態ながら最終的に1980万円で落札された。 このスープラGT500のようにメーカーが製作したレーシングマシンは、退役後はスクラップにされ外部に出ることは稀といえる。この個体は竹内氏がプロモーション用にディスプレイカーとして使用していたため生き残り、その希少性から高額で落札されたのである。 このほかローマイレージのRX-7が737万円、2シーターでマニュアルという希少なZ32フェアレディZは506万円で決着。ほとんど流通しないバモス・ホンダは人気を集め264万円で決着。D1 SL用に製作されたS15シルビアは550万円で落札されている。 なおBHオークションは今回のJDMオークションに続き、2025年1月10~12日にお台場の東京シティサーキットでスーパーカー・オークションをすると発表した。出品車は現時点では未定だが、JDMオークション会場にはランボルギーニ・ディアブロGTRを展示し、開催をアピールしていた。