デイパックの上から着て雨を避けられる「mont-bell(モンベル)」のレインウエア「パックラップレインジャケット」
軽量コンパクトなので常に持ち歩き、急な天候の変化に素早く対応できる
「この製品には独自に開発した防水透湿性素材ドライテックⓇに、柔らかな生地を貼り合わせた2レイヤー地を採用しているので、しなやかな着心地と軽量性を実現しています。止水性の高いアクアテクトジッパーで浸水をシャットアウトするので、ジッパーを覆うフラップが不要になり、さらなる軽量化に寄与しています。 また、付属のスタッフバッグはコードが上下2ヶ所に付いています。レインジャケットを畳んでスタッフバッグに入れるとき、おおざっぱな入れ方をしても上のコードを絞れば収まりやすい作りになっています。そのあと下のコードを絞ると全体がコンパクトにまとまります」
山を歩いているとき、バックパックの留め具を何度も付けたり外したりして荷物を上げ下ろしするのは面倒だから、背負った荷物の上で脱ぎ着できるレインウェアは非常に便利だ。蒸れたら脱いでザックのポケットに入れ、肌寒ければポケットから出してザックの上から羽織るといった使い方もできる。
「アウトドアでは別売りのレインパンツと一緒に使っていただくことをおすすめします。パンツはジッパーでサイドがフルオープンになる、脱ぎ着しやすいタイプもあります。街で通勤などに使う方は、丈が長めでやはりバックパックごと覆えるレインコートタイプもおすすめです」
3方向から多角的な調節が簡単にできる「トライアクスルフード」で視界を確保
ジャケットもコートも、顔の周囲、首回り、ひさしの上下の調節を手軽に行える「トライアクスルフード」になっているので、水の侵入を防ぎながら良好な視界が確保できる。フードの調節がうまくできないと、フードの中で顔だけ動いて視界が妨げられたり、フードから雨水が侵入したりと不快かつ危険だ。
「フードがバタつかないように、まず顔の前のコードを引いて視界を遮らない程度に絞ります。つぎに後頭部のコードを引いて首回りをフィットさせます。最後にアタマの上のベルクロでひさしの角度を調節します。この3段階の調節で、フードが顔の動きにぴったり連動するので快適かつ安全です」 モンベルの社員は全員アウトドア好きと聞いているので、大塚さんも山歩きなど楽しんでいるか尋ねてみると、なかなかすごい楽しみ方をしていて驚いた。 「最近はできるだけ軽い荷物で、100km以上の道のりをツェルトや寝袋をかついでファストハイクします。2~3人で、先日は48時間ぐらい歩いて100km踏破しました。仮眠は取りますが夜も歩きます。そういうときの装備は20Lのバックパックに詰めます。必要最低限の軽い装備で速く行く。そういうのが今はいちばん楽しいです」 当然、雨具も持っていく。バックパックが20Lであれば「パックラップ レインジャケット」が選べるではないか。幅広いアウトドアの楽しみに活かせて、街でも賢く使える「パックラップ レインジャケット」が売れ行き良好というのは頷ける話だ。