朝ドラ『虎に翼』とアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』──垣根を越えて活躍する脚本家 吉田恵里香に注目
劇場総集編の公開を控えるアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と、NHKで現在放映中の連続テレビ小説『虎に翼』。 【画像】『ぼっち・ざ・ろっく!』劇場総集編ビジュアルを見る まったく違うジャンルのヒット作ですが、この2作品に共通点があることをご存知でしょうか? それは脚本。どちらも脚本家・吉田恵里香さんが担当しているのです。
どちらも人気のアニメ『ぼざろ』と朝ドラ『虎に翼』の共通点
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、2022年10月から12月に放送されたTVアニメ。 はまじあきさんによる同名4コマ漫画を原作とし、人見知りの高校生・後藤ひとりと「結束バンド」メンバーによるバンド活動を描いています。 その映像や音楽のクオリティの高さ、ストーリーの面白さなどから、『ぼっち・ざ・ろっく!』は放送当時一躍ブームに。 なお、6月7日(金)に劇場総集編の前編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』が、8月9日(金)に後編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』が公開予定。放送終了から1年以上経った現在も、話題の尽きない人気作です。 一方の『虎に翼』は、NHKで4月1日から放映中の連続テレビ小説。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性に焦点を当てたドラマ。 主人公の猪爪寅子が日本初の女性弁護士として奮闘する様子が描かれます。 5月14日に放送された第31話では、同番組史上最高となる平均世帯視聴率17・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。
幅広い作品を手掛ける脚本家・吉田恵里香
アニメと朝ドラ、バンドと法曹。まったく違う分野の2作品の脚本を手掛けるのが、脚本家・吉田恵里香さん。 これまでもドラマ版『花のち晴れ~花男 Next Season~』や『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、『恋せぬふたり』など、幅広い作品の脚本を担当。 今回、『ぼっち・ざ・ろっく!』と『虎に翼』で改めて注目を浴び、2作品の共通点に気づいたSNSユーザーからは驚きの声が上がっていました。 こうした反響を受けて、吉田恵里香さんは5月15日に自身のXを更新。「アニメ好きな方が朝ドラ(に限らずドラマや映画)を、朝ドラ好きな方がアニメを見てくれるきっかけに少しでもなれたら非常に嬉しいです!」と心境を語っています。 同じく自身が脚本家・西田征史さんと共に参加したアニメ『TIGER &BUNNY』にも言及した吉田恵里香さん。「仲間と呼べる作家陣やスタッフ、そして応援してくれるファンの皆さんと出会えた私の宝物」と当時を振り返っています。
KAI-YOU編集部