熱中症になる前に涼しい所でひとやすみ 高知市に《クーリングシェルター》設置【高知】
高知さんさんテレビ
高知市は6月1日から2つの公共施設に一時的に暑さを避けるための「クーリングシェルター」を設置します。 高知市役所の一角に置かれたのぼり。「涼みどころ」と書かれています。 高知市環境部新エネルギー・環境政策課 原田 浩央 係長: 「市民の皆さまの熱中症被害防止対策としまして、外出中の方や熱中症により体調が悪くなった方のための『高知市涼みどころ』を設置します」 「高知市涼みどころ」は危険な暑さから避難するための「クーリングシェルター」です。高知市が市役所とオーテピアに6月から設置します。 環境省は過去に例のない危険な暑さを示す「熱中症特別警戒アラート」の運用を今年4月から始めました。これは以前から運用されている「熱中症警戒アラート」の一段上を示すものです。 「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、自治体には冷房が効いた施設などを「クーリングシェルター」として開放することなどが求められています。 今回、高知市が設置するのは2カ所です。高知市役所・本庁舎1階の市民ロビーはおよそ40人の受け入れが可能。オーテピア・1階と4階の休憩スペースはあわせておよそ50人を受け入れることができます。 開設期間は6月1日から9月末までで施設の休館日や閉館時間は利用できません。 高知市消防局によりますと去年1年間に熱中症で救急搬送された件数は156件で、このうち高齢者が71件と半分近くを占めています。 高知市環境部新エネルギー・環境政策課 原田 浩央 係長 「皆さま外出中に体調が悪くなられたり『体が熱いな』とか、(熱中症の)症状を感じた方は皆さまお気軽にご利用いただければ」 高知市は利用状況をみてクーリングシェルターの設置施設を今後、増やしていきたいとしています。
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