川崎・鬼木監督「アグレッシブに戦えなかったのは自分の責任」 シュートわずか3本で神戸に完封負け
◆明治安田J1リーグ▽第18節 神戸1―0川崎(16日・国立競技場、4万9541人) 川崎は神戸に0―1で敗れ、3試合ぶり黒星を喫した。 前半43分に神戸FW武藤嘉紀に先制ゴールを許す展開。ボールを保持する時間は多かった中、シュートは相手より10本少ない3本のみ。最後まで1点が遠く、今季初の2連勝どころか勝ち点すら奪えなかった。 鬼木達監督は「多くのサポーターの方が集まっていただいた中で、もっとアグレッシブに戦わせてあげなければいけなかった。そこができなかったのは自分の責任。この舞台でしっかりフロンターレのサッカー、攻撃的なものをもっと見せたかった。そこをしっかり力をつけて、ぶれずにやっていくことが重要だと思う。勝ち点3が必要なゲームでそれが取れなかったこと、そこに尽きる」とと嘆いた。 4―3―3布陣を後半から4―2―3―1に変更して打開を図ったが、チャンスの回数が少なかった。好機を増やすために必要なことについて「技術か、背後への動きか」と問われた指揮官は「両方です」と即答した。 「自分も前半のところで背後に行かないと相手を動かすことはできなかったところもある。逆に少し相手陣で持てた時も、背後と丁寧にやるところ、大胆に相手の嫌なことをやれたかというと、そこはたどりつけなかった。ボールを大事にするところと、相手が嫌がるところのジャッジを頭をとぎすませてやっていかないとゴールは生まれない。狙った形で取れればいいけど、そういうものだけではない。大胆に、泥臭い形でやることで生まれるゴールはいっぱいある。そういうバリエーションは増やさないといけない」と改善を口にした。
報知新聞社