年に1度はクラブをピカピカに! 査定にも直結!? 誰でもできる簡単なお手入れ法とは?
グリップの手入れには食器用洗剤が有効
ゴルフクラブは、メーカー各社の努力によって進化を続けており、どんどんと性能が上がっています。 【意外と簡単!】これが“DIY”でグリップ交換するときの基本的な手順です そこで「新しいクラブを買って、今まで使っていたものは売りたい」と考える人もいるでしょう。その際せっかくなら少しでも高く売れた方がうれしいはずです。
では、不要になったクラブを高く売る方法はあるのでしょうか。クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。 「クルマを売却する場合と同じように、ゴルフクラブも手入れした状態で査定に出した方が、買取価格が上がる可能性があります」 「まず、グリップは汗や皮脂、場合によってはマメがつぶれた跡などが蓄積している場合があります。油汚れには食器用洗剤が有効なので、洗剤をたわしに数滴たらしてゴシゴシ磨くと比較的きれいになります」 「ここで気をつけてほしいのが『必ずグリップエンドを下に向ける』ことです」 「グリップエンドの頂点には、グリップ交換時に必要な穴が開けられていますが、この中に水が入り込むとシャフトの内部まで浸透して劣化を速めてしまう恐れがあります。タオルで水気を拭き取るまでは、グリップを上向きにしないという点に留意してほしいです」 「そして、水気を完全に取り除いた後にラップを巻いておくと、保管中の乾燥を防げるので、グリップの状態をより良くすることができます」 ヘッドとシャフトの手入れ方法について以下のように話します。 「シャフトは、ぬらしたタオルで拭けば多少の汚れは落ちますが、ヘッドはボールの跡や人工芝など頑固な汚れが付きやすいです。これらは洗剤でもなかなか落ちないので、目が細かいスチールウールを使ってこするといいでしょう。しかし、ウッドのクラウン(上面)はスチールウールだとキズがつくので、クルマのキズ消しにも使われる『コンパウンド』(研磨剤)で拭くと、キズをつけることなく輝きを取り戻せます」
ヘッドカバーやレンチをつけると査定アップ
クラブを高く売るコツに関して「見た目をきれいにする」以外にも覚えておきたいことは他にもあります。大手のゴルフ用品店に伺ったところ、以下のような返答がありました。 「電化製品などと同様に購入時に同封されている取扱説明書が買い取りの際に付いていると、数百円程度高く売れる可能性があります。また、ドライバーの場合はヘッドカバーに加え、ロフト角調整用のレンチも合わせて持って来ていただくと、こちらも数百円ほど高く買い取ることができます」 「実際のところそういった付属品をそろえた状態で持ち込まれる方は、全体の半分ちょっとです。一方で、ある程度型落ちしているクラブは付属品がそろっていても買取価格はあまり変わらない場合もあります」 売る場所はリサイクルショップやゴルフ用品店もありますが、最近では中間手数料が少ないフリマサイトも人気が高まっています。ただ、売り手・買い手ともに知識が乏しいと、両者の間でトラブルが発生する可能性も考えられます。 そこで「投稿する写真の撮り方」もトラブル防止には効果的です。キズがつきやすいソールやフレックスの表記があるシャフト、ヘッドの高さや奥行きなどがわかるように撮影すると、購入者が実際の状態を把握しやすくなります。 自分の中では「もう使わない」と思っているクラブでも、他の人にとってはかなり魅力的に見えることもあります。次のオーナーにも大切に使ってもらえるように、日々の手入れから見直して、いい状態を保てるようにするのが理想でしょう。
ピーコックブルー