「妻には金額をはっきり伝えていなくて…」ハイエースの改造に1000万円、家の敷地はDIYのためのパーツだらけ…車を愛する父への家族の“リアルな反応”とは
〈“車体に落書き”だらけの改造プリウス…一体何が? 給料のほとんどを車に注ぎ込む21歳のオーナーが語った“カスタム”にこだわる納得の理由〉 から続く 【画像】娘とは良好な関係を維持…しかし妻には改造費用を伝えず…ド派手に武装した“ハイエース”を写真でまとめて見る 家族の思い出をのせる車は、ファミリーカーとは限らない。車趣味を通じて浮かび上がる、色とりどりの家族模様に迫る! 今回は、ハイエースをカスタムする「じゅんじゅん」さんをご紹介。 ◆◆◆
ハイエースが「コミュニケーションのきっかけ」に
10代の頃からまわりにヤンチャな先輩が多かったので、自分も自然とバイクや車のカスタムに興味をもつようになりましたね。免許をとってからはバニングのチームに入ったりして、FRPの加工や塗装なんかも覚えて。今も車弄りはほとんど自分でやっています。 自営で電気工事の仕事をやっているので、これまでもハイエースやキャラバンを弄りつつ、仕事に使ってきたんですよ。この車ももともと仕事用だったんですけど、弄っているうちにここまでになってしまったので、今は主にエブリイを使っていて。 ただ今でも脚立を載っけたり、テナント工事をやるときはこれに乗っていきますね。車がコミュニケーションのきっかけになって、怖そうな現場職人ともすぐに打ち解けられるんですよ。大抵みんなハイエースかキャラバンで、改造に興味がある人も多いですからね。 このハイエースは何度も仕様を変えているんで、トータルで1000万円くらいにはなっちゃっているかな。妻には金額をはっきり伝えていなくて、250万円くらいしたスピーカーを「もらったやつ」と伝えたりすることもありました。 ただ、たぶん妻もうすうすは感づいているんじゃないかな。それでも反対しないのは、車弄りをやめちゃったら、俺がもう何もしなくなっちゃうって思っているのかもしれませんね。 子どもは娘が二人いて、車の趣味に対しては割と肯定的だと思いますよ。今日も上の娘と一緒に来ていて。娘は車というより、前日のお酒が目当てで来ていますけど、ちゃんとイベントにも付き合ってくれているんです。 以前娘が友達を呼んで家でBBQをしたときは、この車を見て友達もビックリしていましたけど、娘はそれで恥ずかしがったりする様子もなく。むしろ軽くオーディオをかけて、ちょっとした展示会みたいになっていましたね。 少し離れた中2の娘とも、一緒にイベントに行くこともありますよ。この前はスピーカーのイベントで、ちょっとハマりそうな様子もありましたね。ただその道中、ゲームをしたい娘から「オーディオうるさいから消して」なんて言われたりもしましたけど……。 それでも、今日みたいに趣味に付き合ってくれることも多いですし、家族が車弄りを許容してくれているのはありがたいですね。
鹿間 羊市
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