「お父さんが来てない」DeNAルーキー・石田裕太郎 家族の前で初登板・初勝利
◇NPB交流戦 DeNA8-5ソフトバンク(9日、横浜スタジアム) DeNAの石田裕太郎投手がプロ初登板で初勝利をあげました。 【画像】満塁ホームランを放ったDeNA・牧秀悟選手 石田投手は2023年ドラフト5位で入団。ファームでは8試合で先発し1勝2敗、防御率は2.03でこの日1軍に初昇格となりました。 初回、ソフトバンク打線を連続三振で2アウトとしますがその後、連続ヒットとフォアボールで満塁のピンチを招きます。それでも6番・柳町達選手をフォークボールでファーストゴロに打ち取り無失点で切り抜けます。 その裏、牧秀悟選手の満塁ホームランで4点をもらった石田投手は直後の2回、1アウトからヒットを許し送りバントで2アウト2塁と再びピンチとなりますが、1番・周東佑京選手のヒット性のあたりをレフト・筒香嘉智選手がダイビングキャッチでまたも無失点でしのぎました。 4回に内野ゴロで失点するも5回まで投げ、66球2奪三振1失点で勝ち投手の権利を持ってマウンドを託すと7回の筒香選手の3ランホームランなどで逃げ切り8-5で勝利。先発の石田投手がプロ初勝利をあげました。 試合後石田投手は「初回から全力投球を心がけて5回持つかなと心配でしたけどよかったです」と振り返り、応援しに来た家族へメッセージを求められると「まずお母さんにありがとうと伝えたいですけど、大のベイスターズファンのお父さんが来てないので、次見に来てくれたときに勝ちたいなと思います」と力を込めました。