リニア駅JRゲートタワーの核 名古屋駅前タカシマヤ ゲートタワーモール開業
名古屋駅前の「タカシマヤゲート タワーモール」が17日にオープンした。地上46階建て高層ビル「JRゲートタワー」の核となるテナントで、隣接するジェイアール名古屋タカシマヤの“妹”という位置付け。若い女性や家族連れ向けのショップや施設が充実している。
百貨店になじみのない世代にアピール
「タカシマヤゲート タワーモール」は「JRゲートタワー」の地下1階から地上8階にオープンした専門店。売り場面積の約6割は衣料品のショップで、大型セレクトショップが充実している。各フロアにカフェや休憩スペースが設けられ、ゆったりとショッピングが楽しめる雰囲気だ。 女性にうれしい施設として注目したいのが、3~8階の女性用パウダールーム。特に広い階ではテニスコート(約270平方メートル)大というゆとりある広さで、フロアごとに内装デザインが異なる。化粧直しスペースや授乳室、おむつ替えコーナーなどを備えており、快適に過ごせる空間だ。 家族で楽しめるショップや施設を集めたフロアも。有料の屋内遊戯施設や人気キャラクターのショップなどが集められ、子ども連れにも魅力的なラインナップとなっている。
“ニューヨークの朝食の女王”が東海初上陸
各地で話題になっているショップも登場。ニューヨーク発のレストラン「サラベス」は、これまで東京と大阪に計4店舗を展開し、各地で行列ができるレストランとなっている。東海エリアには今回が初出店。エッグベネディクトやフレンチトーストなど定番のメニューに加え、開業記念の期間限定メニューとして海老を使った「シュリンプ エッグベネディクト」(オリジナルトートバッグ付)も用意している。 オープンにあわせて来店した創業者のサラベス・レヴィーンさんは、店づくりで大切にしていることとして、「味や見た目はもちろん、材料の質にもこだわった料理。人を招き入れるような温かみのある店舗。ライティングも大切にしています。最後にサービス。スタッフ全員がひとつのチームになって店を作りあげていきたいですね」と語った。 このほかにも、モデルの梨花さんがトータルプロデューサーを務める「MAISON DE REEFUR」が、東京・代官山以外で初めてカフェを含めたフルコンテンツで展開するなど、話題が豊富だ。 「JRゲートタワー」は地下5、6階部分が、2027年に開業するリニア中央新幹線駅の一部になる予定。7日にオープンした12、13階のレストラン街なども、注目を集めるスポットとなりそうだ。 (編集プロダクション/エディマート)