「食」の新たな京都観光ツアー創出へ 賞味会を12月まで5回開催
「食」を軸とした新たな京都観光ツアーを創出する取り組み「KYOTO GASTRONOMY(キョウトガストロノミー)」がこのほど始まった。第1弾は、京都市内の料亭料理人と府内各地のシェフが考案したコース料理を味わう賞味会「プレミアムダイニング」。17日に京都府井手町井手の「テオテラスいで」で最初の賞味会があり、20人の参加者が地元の素材を盛り込んだ和洋折衷の料理を味わった。 キョウトガストロノミーは京都府や京都市などで構成する実行委の主催。昨年、京都の中心部以外にも観光客を誘致しようと始まった。賞味会は「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」「竹の里・乙訓」「とっておきの京都」の5エリアでそれぞれ行われ、京料理人と地域のシェフが考えた特別メニューを提供する。 「お茶の京都」井手町での賞味会では、「京懐石美濃吉」(京都市左京区)の佐竹洋治さん(49)と木津川市の人気イタリアン「リストランテナカモト」の仲本章宏さん(45)によるコラボメニュー。参加者は、和のスッポンスープに洋のチーズを組み合わせた椀物や、「笠置の鹿肉の赤ワイン煮」に炊き合わせを合わせた一皿などを味わい、「香りがすごくいい」「だしの味がしっかりとしている」と新感覚の料理を楽しんでいた。 賞味会は12月21日まで計5回行われる。参加者を募集しており、詳細はキョウトガストロノミーのホームページへ。