ラモス氏が1993年のJリーグ開幕時を振り返り「SMAPより人気があった」
元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏が5月15日の「Jリーグの日」を翌日に控えた14日、都内で行われた「2024“Jリーグの日”特別企画発表会」にゲストとして登場した。 ラモス氏は「“Jリーグの日”特命アンバサダー」に就任。発表会には同じくアンバサダーを務めるタレントの朝日奈央、お笑い芸人のワッキー、とにかく明るい安村も登壇した。Jリーグは1993年5月15日に開幕。この日は日本記念日協会により「Jリーグの日」として登録・認定され、Jリーグでは例年、さまざまな企画を行っている。 ラモス氏は冒頭「私にとっては本当に特別な日。ずっとお客さんが少ないところで、プロリーグができたのはうれしかった。まさかプロリーグができるとは思っていなかった時代」などと語った。 そして「人気がすごくて外に出られなかった。多分、カズとかは芸能人より人気者だった。いくらプロリーグの開幕戦といってもこんなにたくさんのお客さんが来てくれる思わなかった。ピッチに立った瞬間に鳥肌が立った。“ブラジルに帰らなくて良かった。日本で頑張っていて良かった”と思った。食事でも外に出られなかった。SMAPよりすごい人気だった。本当にすごかった」と当時のフィーバーっぷりを振り返った。
また「日本リーグで頑張ってくれていた先輩たちがいた。私たちもいつかプロリーグができるのではと信じていた。先に韓国でプロリーグができて、日本がW杯に行きたければ、アジア№1になりたければプロリーグを作らないとダメだなということは選手の間で合言葉になっていた」と当時の選手間のやり取りを明かした。 発表会ではJリーグ開幕の1993年に発売を開始し、CM好感度ランキングで数カ月に渡り連続1位を記録した「Jリーグカレー」のCMをラモス氏が完全再現したムービーが初公開された。Jリーグカレーは期間限定で復刻し、15日に開催されるJリーグ第14節で全スタジアムで配布されることも合わせて発表された。 CMではカレーを食べた少年がラモス氏に変身するのだが、それにかけて「カレーを食べて変身したい人は?」と問われると「ジーコ選手に。天才だから。アントラーズと戦う時はドキドキした。ピッチに入るのが嫌だった。最初に握手する時は震えていた。ボールに触ると落ち着くから、早くボールに触りたかった。彼も細かった。私も細くて、みんなにサッカーは向いていないと言われたがジーコが出てきて、勇気を与えてくれた。そんなジーコとJリーグで同じピッチに立つとは思わなかった」などと語った。