人間関係が苦手で、1人きりで仕事がしたいです。「データ入力」ってどれくらい稼げるのでしょうか?
どんな職場でも、周囲とのコミュニケーションは大切です。しかし、良好な人間関係を保とうと努力して、疲弊してしまう人は少なくないでしょう。 1人で黙々と仕事がしたいと考えている人へ、おすすめの仕事のひとつに「データ入力」があります。本記事では、データ入力の仕事内容や年収、向いている人・向いていない人を説明します。
データ入力って何をするの?気になる仕事内容と年収
まず、データ入力の仕事内容について解説します。また、どのくらい稼げるのかを見てみましょう。 ■データ入力の仕事内容と求められるスキル データ入力とは、契約申込書やアンケート個票、統計データなどの文字や数値を、コンピューターに入力したり、内容の確認をしたりする仕事です。 一般的に、学歴や資格は必要ないですが、次のようなスキルを求められます。 【データ入力に求められるスキル】 ブラインドタッチ プログラミング ブラインドタッチとは、手元を見なくてもデータを打ち込めるスキルです。キーボードを見ながら操作するよりも、大量のデータを効率的に入力できます。また、プログラムによる一括処理をする場合は、プログラミングの知識があるとよいでしょう。 ■データ入力はどのくらい稼げる? 厚生労働省によると、データ入力業務の平均年収(全国)は370万7000円です。 厚生労働省の「国民生活基礎調査 2022(令和4年)」によると、平均所得金額は545万7000円、中央値は423万円です。データ入力の平均年収は中央値を下回りますが、所得金額階級別の世帯数で見ると、もっとも多いのは「200~300万円未満(14.6%)」なので、ボリュームゾーン以上といえます。
データ入力の仕事に向いている人・向いていない人は?
株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)の「データ入力の仕事できついことに関する意識調査」(調査対象:データ入力の仕事をした経験がある500人、調査日:2022年1月30日~2月7日)によるランキングは、次の通りです。 【データ入力の仕事できついことランキング】 1位:肉体疲労・眼精疲労 2位:単調な繰り返し作業が続く 3位:ミスできない 4位:収入が少ない 5位:スピードが求められる データ入力は、長時間座って作業する仕事なので、予想以上に目や肩が疲れます。動くことが好きな人には、あまり向いていないでしょう。また、データ入力にはスピードや正確さが求められます。集中力があって、注意深く作業ができる人に向いています。