派遣先は変わったのに「元カレひきずり沼」に落ちたまま、10年間も浮上できない37歳。500人の男性と会っても一切ときめけない理由とは
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】婚活と更年期の始まり、タイミングが重複しがち!始まりのサインと気づいた年齢は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱えつつも働きながら婚活をしている女性が訪れます。 今回は、元カレをひきずってしまう女性の「婚活ストーリー」です。 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。 【働く女性の婚活百景 ♯3】
10年前に別れた元カレが忘れられない
E菜さんは、37歳の契約社員。知的で快活な印象のチャーミングな女性です。 これまで、あらゆる婚活にチャレンジしてきたE菜さん。合コンや婚活パーティーで出会った人を含めると、5年間で500人近くの人に出会った計算になります。しかし、結婚には至っていません。なかには、交際に進んだ人も何人かいましたが、長くは続きませんでした。 その理由が、元カレの存在です。 E菜さんには、25歳のときから3年間おつきあいをした男性がいました。別れてから10年近くたった今も、新たに出会う男性をどうしても元カレと比べてしまうのです。 元カレは、前に勤めていた会社の1期上の先輩でした。清潔感があり、体を鍛えていて誰からも「かっこいい」と言われるような男性でしたが、E菜さんがひかれていたのは、彼の内面。頭がよくて話題が豊富な彼とは、とにかく話していて楽しかったそう。もちろん仕事もできるから、同期の出世頭でした。 ところが、話を聞くと彼には交際相手として致命的な欠点がありました。
唐突に彼が「ハンカチを出して」と言った後…
それは、二股をかけていたこと。 E菜さんがおつきあいを始めた頃、彼はまだ前の彼女と別れていませんでした。関係を解消したのは、E菜さんとつきあい始めて半年が過ぎた頃だったそうです。 そして、3年に及ぶ二人の交際が終わったのも、彼に新たな交際相手ができたせいでした。 ある日のデートの帰り道、E菜さんは唐突に彼にこう言われました。 「ハンカチ出して」 不思議に思ってバッグからハンカチを取り出すと、彼は 「E菜、別れよう」 と突然別れを告げたのです。「きっと彼女は泣くだろう」と予測してハンカチを用意させた彼は、はたして仕事ができる人なのか、それともサイコパスなのか、よくわかりません。 突然の失恋にショックを受けたE菜さんは、それから1カ月間、泣き暮らしました。 「やめよう」と思いながらも、どうしても毎晩彼に電話をかけてしまったそうです。初めのうちは電話に出てくれた彼もそのうち出なくなり、ついにはE菜さんをブロック。電話が繋がらなくなってしまいました。 この頃、E菜さんは28歳。彼を忘れるためにも新しい出会いを求めて、合コンに繰り出します。しかし、E菜さんはここで大きな間違いを犯してしまうのです。