関電の多額の金品受領 菅官房長官「大変な問題」
菅義偉(よしひで)官房長官は27日午後の定例会見で、関西電力の会長や社長ら役員が高浜原発の立地する福井県高浜町の元助役から計3億2000万円もの金品を受領していた問題について、「電力会社の役職員が不透明な形で金品を長年にわたり受領していたことは大変な問題であると考える」との認識を示した。 【動画】関電の金品受領 菅官房長官「大変な問題」 関電への行政としての対応については「まずは経済産業省で、詳細な事情聴取や他に類似事例がないかなどを徹底した調査を行い、その上で対応を検討することになる」。原発再稼働への影響については「原子力事業を行う事業者は地元や国民からの信頼が何よりも不可欠。関電がしっかり説明責任を果たして信頼回復を図るように対応していくのが必要」と述べた。