【楽天】楽天2連敗で交流戦V足踏み 今江監督「粘りは見せたけど、序盤に0-4は重たかった」
<日本生命セ・パ交流戦:楽天3-4広島>◇15日◇楽天モバイルパーク 楽天が広島に2連敗を喫し、6カードぶりに負け越した。 【写真】交流戦Vの行方 追い上げたが及ばなかった。4点を追う7回、浅村と渡辺佳が連打で無死一、三塁と好機を広げ、太田が左中間へ2点三塁打。小深田の左犠飛で1点差に詰め寄った。今江監督は「何とか粘りは見せたんですけど、序盤に0-4は重たかった。最後追いつけなかったですね」と話した。 「優勝」の2文字がどうしても耳に入る。先発したドラフト1位左腕、古謝に同監督は「(重圧を)感じてるように見えたので、気にしなくていいから思い切って投げろ」と声をかけた。チーム全体の圧になってしまっては力が出せない。「意識して勝てるんだったらいいですけど、あまり僕は意識してほしくないなって」。ただ泣いても笑っても、交流戦はあと1試合。王者もそこで決まる。「最後ですし、いい形で締めくくれるように頑張ります」。勝って終わるしかない。 ◆交流戦順位決定方式 勝率1位球団が優勝。勝率が並んだ場合は(1)勝利数(2)直接対戦成績(3)得失点率差(TQB)(4)自責点率差(5)チーム打率(6)23年交流戦順位で決める。 ◆TQB トータル・クオリティー・バランスの略。1イニング平均得点から1イニング平均失点を引き、小数点第3位まで出す。計算式は(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)。昨年はDeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスの4球団が最終11勝7敗で並び、DeNAが交流戦で初めてTQBによって優勝した。