無病息災祈る伝統の「子ども強飯式」 日光・生岡神社
子どもが山伏と強力に扮し、大人に山盛りのご飯を無理やり食べさせ無病息災や豊作を祈るユニークな伝統行事が25日、日光市の神社で行われました。 日光市の生岡神社で行われた「子ども強飯式」は、明治時代から続く伝統行事で市の無形民俗文化財にも指定されています。 ことしは日光小学校6年の佐藤健太郎さんが山伏の姿に扮し、同じ日光小学校6年の竹沢絢都さんが強力役を務めました。 太鼓の合図で現れた山伏が、山盛りのご飯を前にした頂戴人に向かって口上を述べます。すると呼ばれた強力が、床を踏み鳴らしながら登場します。 この日は強飯式のあと、祭りごとをつかさどる別当が頂戴人の口に里芋を押し込む「お飯食」や、木彫りの馬の頭をつけた竹の棒にまたがりながら回る「春駒」が行われ、訪れた人たちは珍しい儀式を写真に収めていました。
とちぎテレビ