「ツバメのひなが飛ぶ練習をしています」駅の愛あふれる注意書きにほっこり 話を聞いた
生田駅の係員にも詳しい話を聞いた
今回の件について、小田急電鉄に取材。生田駅の係員さんにホワイトボードを設置した経緯やツバメのその後について、詳しい話を聞きました。 係員によると、今回ツバメの巣が作られたのは5月2日ごろ。さらに、6月7日の午前中には、ツバメが飛ぶ練習をはじめたと認識しているといいます。それからしばらくの間、ツバメが度々駅構内を低空で飛行するようになったとのこと。 「親鳥は障害物を避けることができますが、ひな鳥はまだ不安定な飛行をしていることから、お客さまに接触する危険があると判断し、注意喚起のために(ホワイトボードを)掲示しました」(生田駅係員) なお、ひな鳥たちは6月12日ごろに無事、巣立っていったとのことです。 生田駅にツバメの巣が作られるようになったのは、今回がはじめてなのでしょうか? 係員によると、「(生田駅は)担当者が定期的に代わる駅ですので、直近2年程しか情報共有がございませんが」と前置きしたうえで、その頃から同じ時期にツバメが巣作りをしているのを確認しているとことでした。 生田駅は我々人間のみならず、ツバメたちにとっても2年――あるいはそれ以上にわたって利用しているかけがえのない場所だといえるのかもしれませんね。 (※駅担当者にまつわる記載について・・・写真のホワイトボードには「駅長」と書かれていますが、小田急電鉄・広報によると生田駅には役職としての駅長は存在しておらず、掲示等による利用客等への情報伝達の際に、駅責任者からの発信であることを明確にする目的で「駅長」と表記しているとのことです。よって、本記事では「駅長」ではなく、あえて正式な職名である「係員」と記載させていただきました) (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))
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