声優の卵、沿線児童が音声で金沢案内 ふらっとバス車内 8年ぶりリニューアル
金沢市が運営する「金沢ふらっとバス」の車内で流れる音声案内が18日、リニューアルされた。バス停付近の名所や地名の由来を紹介する内容で、此花、菊川、材木、長町の4ルート沿線の小学校に通う児童と、声優を志す代々木アニメーション学院金沢校の学生3人が吹き込みを担当した。 学生3人は同日、金沢市割出町の北陸鉄道金沢営業所でふらっとバスに乗り、音声を確認。「思ってたより声が高いかも」「滑舌いいね」などと感想を言い合った。渡辺直美さん(19)=射水市=は「公共の場で自分の声が流れるのは新鮮な気持ち。友達を誘ってふらっとバスに乗りたい」と話した。 音声案内のリニューアルは8年ぶり。市はコロナ禍、運転手不足に伴う減便で落ち込んだ利用者数を回復させたい考えで、担当者は「地域の子や声優の卵の声を聞きに、ふらっとバスに乗ってみてほしい」と語った。