高速道路はポイ捨て”無法地帯”!? ドライバーが捨てる「黄金のペットボトル」とは!? 悪質ドライバーを直撃
■トラックの窓から「ポイッ!」 迷惑ドライバーによる悪質なポイ捨て 愛知県小牧市の小牧インターチェンジ付近。防犯カメラの映像を見ると、トラックの窓から舞うペットボトル…高速道路では今、悪質な「ポイ捨て」が横行しています。 中には、捨てられたごみが原因で大きな事故が起こるケースも。取材を進めると、背景にはドライバーを取り巻く「深刻な実態」も見えてきました。 【動画】信じられない…!道路脇に容赦なくポイ捨て “魔の植え込み”にごみが投げ捨てられる瞬間は【3分17秒~】 ■週2~3回行われるごみの回収 ポイ捨てによる事故も 岐阜県羽島市の「NEXCO中日本 羽島保全・サービスセンター」。 点呼を行い、「黄パト」と呼ばれる特殊車両に乗り込むのは、NEXCO中日本のグループ会社の職員たちです。 彼らは、高速道路の修繕や災害復旧工事を行うこともありますが、週に2~3回、東海地方の高速道路をくまなく巡回して「ごみ拾い」を行っています。ペットボトルやタバコの吸い殻ほか、時には驚くような落とし物も。 (中日本ハイウェイメンテナンス名古屋 万代篤士さん) 「大きいものだと、足場とかドラム缶とか。テールランプやナンバープレートが落ちていたことも」 目の前を車が時速100キロ近くで走る中での作業ですが、ごみを放置すると思わぬ事故につながることもあるのだとか。2024年2月、岐阜県大垣市の名神高速で、前を走るトラックから飛んできた「瓶のようなもの」が、後続車のフロントガラスとリアガラスを貫通。運転手の男性に当たり、重体になる事故がありました。 (中日本ハイウェイメンテナンス名古屋 万代篤士さん) 「スピードが出ているので、何か分からず、避けた拍子にぶつかったりする」 その後、ごみ回収部隊は小牧インターチェンジへ。この場所の道路脇は「魔の植え込み」となっています。 近くに設置された防犯カメラの映像を見ると、通過するトラックから次々と投げ捨てられる「ごみ」。目立つように「ポイ捨て禁止」の看板が立てられていますが、中には看板を狙うようにごみを投げるドライバーも。