NHK大河『べらぼう』視聴者が身構える “トラウマ展開”…同じ脚本家の『おんな城主 直虎』槍ドンの悲劇思い出す声
1月5日、俳優・横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第1話が放送された。 【写真あり】ちょんまげヘアで蔦屋重三郎を演じる横浜流星 今年の大河は、18世紀半ばの江戸時代を舞台に、「江戸のメディア王」になった “蔦重” こと蔦屋重三郎の生涯を描いた作品となっている。 「冒頭から明和9年の江戸の大火が描かれ、吉原の炎上から入るという迫力ある展開でした。吉原の華やかな一面だけでなく、場末の女郎たちが貧しさで困窮している場面や、着物を剥ぎ取られた全裸の死体が映し出されるなど、暗い部分もきっちり描いており、制作陣の覚悟を感じる第一話でした。 また、語りを務める綾瀬はるかさんが、しっぽ付きの花魁姿で登場し、まさかのスマホを片手に時代背景を説明するという楽しい仕掛けもありました。いろいろと見どころの多いドラマになりそうです」(芸能記者) 番組放送後、Xでは「べらぼう」関連ワードがトレンド入りし、出だしは順調。そんななか、大河ファンが身構えているのは、今作の脚本を務めるのが、非情な展開も容赦なく描く脚本家・森下佳子氏という点だ。 「森下氏は、『JIN-仁-』や『ごちそうさん』『大奥』などの脚本家として知られています。大河では、柴咲コウさん演じる井伊直虎を主人公とした『おんな城主 直虎』(2017年)を担当しています。大河では珍しい女性主人公ながら、血なまぐさい戦模様もかなり描きこまれ、話題を呼びました。 とりわけ、33話あたりで描かれた、直虎の幼なじみである小野但馬守政次を自らの手で処刑する場面は、視聴者にかなりの衝撃を与えました。 敵の罠によって政次に罪が押しつけられたのですが、政次は直虎たちを守るため、自らを犠牲にして処刑されます。直虎は、政次の意を汲んで『地獄へ堕ちろ、小野但馬』などとののしりながらも、政次を苦しませないよう、自らの手で槍を突き刺しました。 2人の関係性もあり、ネット上では “大河史上に残るラブシーン” と絶賛されたほど。“槍ドン” という言葉も生まれ、いまだに語り継がれています」(前出・芸能記者) 当時の衝撃を覚えている視聴者も多いようで、Xでは、「森下脚本は油断できない」といった声が多く集まっている。 《脚本の森下佳子さんはJIN-仁-という名作を残しているが、大河ドラマファンにとってもっとも恐ろしいのは、直虎である…》 《べらぼうの脚本家さんって、直虎と同じ人なの?うおおあおおそろしや。きっと何かぶっ込んでくる…!初っ端からの吉原炎上と女郎の死体もなかなかでしたが。》 《今年の大河はわりとまだ幕末戦国に比べれば首桶も出ないだろうし平和に過ごせるか~??と思ってたけど直虎脚本の方と知り全て諦めました、これはもう「何故…こんなに苦しい思いをしながら毎週見てるのか…?」と血反吐コースですね心しておきますわ》 《幼い自分を可愛がってくれた姉貴分の死、しかも死んだら裸で捨てられる展開。さすが1話目から首桶出てきた直虎の脚本家だぜ……こっちも““覚悟““はしてたがよ……》 まだまだ、始まったばかりの『べらぼう』。大河ファンは、戦々恐々としながらも、心震える1年を過ごすことになりそうだ。
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