ドジャースがブルペン強化で元クローザーを呼び戻す?「500セーブ達成間近」のオールスター救援投手と再契約か?
5年で2度のワールドシリーズ優勝を果たしたロサンゼルス・ドジャースは、野球界に新たな王朝を築こうとしている。その方法が、直近のタイトル獲得を逃したファンに愛される選手を呼び戻すことかもしれないと、現地26日、米スポーツサイト『The Sporting News』が報じた。 【画像】花巻東、日ハム、エンジェルス時代の大谷翔平の厳選ショット ドジャースは、ポストシーズンで強力なブルペン陣が活躍し、その大部分がそのままチームに残る。しかし、レギュラーシーズンではクローザーの固定に苦労していたため、同メディアは、「経験豊富で緊迫した場面での登板に慣れている投手をさらに獲得することは、決して悪い選択ではないだろう」と見解を示している。 そうした状況の中、『The Sporting News』は、元ドジャースでボストン・レッドソックスとの24年シーズンいっぱいで2年3200万ドル(約50億円)の契約が終了したケンリー・ジャンセンがフリーエージェントとなっていると指摘。12年を過ごしたドジャースで、ジャンセンが再び手を組む可能性もあると言及した。 MLBライターのリンドン・スバント氏は、ドジャースとジャンセンの再契約を予想し、 「ジャンセンがどれだけマウンドで活躍し続けても、この年齢では、キャリアの最終段階にあることは間違いない。引退前に再びリングを獲得したいなら、350セーブを記録したチームと再契約するのも悪くないだろう」と見解を示す。 また、スバント氏は「ドジャースにはマイケル・コーペックやブレイク・トライネンといった堅実なリリーフ投手がいるが、ジャンセンは2025年にチームが王座を守るのに貢献できるだろう」と熟練リリーバーを評価した。 ジャンセンは現在37歳だが、依然としてリリーフ投手のトップクラスで活躍している。彼はレッドソックスで過去2シーズン、56セーブ、防御率3.44を記録しており、FIP 3.30は、守備の影響を受けにくい投手成績指標で、投手自身の能力をより正確に評価できる。これは、ジャンセンが数字以上に優れたパフォーマンスを発揮していることを示している。 さらにスバント氏は、「再契約を妨げる唯一の要因は、ドジャースがジャンセンにクローザーの座を確約するかどうかが不明な点だ。ジャンセンはあと53セーブで500セーブに達成するので、セーブ機会の多いチームでしかプレーしたくないかもしれない」と指摘した。 ドジャースには、ジャンセンの年齢や、他の投手とのバランスなどを考慮し、慎重な決断が求められる。今後の動向に注目したい。 構成●THE DIGEST編集部
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