【奈良県高野連表彰式】特別表彰のU-18代表中山優月は大商大に進学! 軟式日本一・天理主将が日本学生野球協会の表彰選手に
奈良県高校野球連盟は19日、23年度の日本学生野球協会と奈良県高校野球連盟優秀選手・部員の表彰式を橿原市で開き、選手・関係者らが出席した。 【動画】中山優月の投球、練習 日本学生野球協会の表彰選手は、天理軟式野球部の前主将・石井 昭郎選手(3年)が選ばれた。夏の第68回全国高校軟式野球選手権大会で1番打者として準優勝に貢献。秋の鹿児島国体では、夏に敗れた中京(岐阜)を準決勝で破り、優勝に導いた。 「私たちは全国軟式選手権で準優勝。悔しかったのを今でも覚えています。国民体育大会でチーム一丸となって中京にリベンジし優勝することができました。こうした結果を残せたのは、監督、コーチ、応援してくださった方々の支えがあったからです。野球で学んだことを生かし、これからの人生を歩んでいこうと思います」と、あいさつした。 軟式の選手が日本学生野球協会の表彰を受けるのは、奈良では2018年度以来5年ぶり。石井選手は天理大に進み、軟式野球を続ける予定だ。 また特別表彰には、鹿児島国体準決勝で完全試合を達成した天理軟式野球部の前エース・木村 心粋投手(3年)と、U-18日本代表として世界一に輝いた智辯学園の前エース・中山 優月投手(3年)が選ばれた。 打者としても非凡な才能を生かし、夏の甲子園では3回戦まで進出した中山は「苦しいことが多かったですが、最後に甲子園に行けて、侍ジャパンにも選んでいただいた。自分の人生において、すごくプラスになった3年間でした」と振り返った。 大阪商業大に合格し、今後も野球を続ける予定。「できるところまでは」と、投手と野手の両方でプレーしていく。「日本一を目指す大学で注目されると思うが、高校の3年間を無駄にせず、大学の4年間を頑張っていきたい」と抱負を語った。