【今期冬ドラ“推しキャラ”ベスト5!】春田、竜崎先生、ムッチ先輩...ドラマファンの心を鷲掴みにしたその魅力を振り返る
『Eye Love You』花岡彰人(中川大志)
当て馬キャラとしては、今期No.1の花岡。世界一優しい後出しジャンケンから始まり、身の引き方までかっこ良すぎました。 大学時代から一緒にいるわけだから、侑里(二階堂ふみ)にアプローチしようと思ったタイミングなんて何回もあったと思うんです。それでも、ビジネスパートナーに徹していたのは、侑里が「もう、誰ともする気がないから。恋愛とか」と言っているのを聞いてしまったから。花岡は、侑里に負担をかけないように、恋愛相手ではなく仕事仲間としての“いちばん”を目指したんだと思います。 それなのに、韓国人留学生のテオ(チェ・ジョンヒョプ)とイチャコラしていたら、文句のひとつも言いたくなるはず。でも、美しき当て馬・花岡は、最後の最後まで、侑里の味方であり続けた。そして、これからもビジネスパートナーとして、侑里を支えていくんだと思います。このドラマを観ていない方は、ぜひ第5話のラストだけでも観てほしい! 侑里がテレパスの力を持っているからこその間接的な告白に、涙が止まりませんでした。花岡、最高!
『厨房のありす』酒江倖生(永瀬廉)
この連載を読んでくれたことがある方にはバレているかもしれませんが、わたしは影があるキャラクターが大好きなんです。たとえるなら、飲み会で場を盛り上げているタイプではなく、隅っこの方でフッと笑っているような。それでいて、ひとりで寂しそうにしている人の存在に気づいて、何も言わずに横にいてあげるタイプ。 なので、永瀬廉さんが演じてきたキャラクターは、基本的に好きなことが多い(『夕暮れに、手をつなぐ』の“音”や、『おかえりモネ』の“りょーちん”など)のですが、そのなかでも倖生がいちばん好き。第6話、ありすに「俺も、ありすのことが好きだ」と優しく伝えた場面で完落ちしました。 倖生は、家庭の事情もいろいろ大変で、とにかく背負っているものが多い。それでも、ありすの前では目を輝かせる瞬間があるんです。背負っている荷物を、フッと下ろす瞬間が! 気難しそうに見えるけれど、実は人一倍繊細で、母性本能をくすぐる倖生。「わたしが、彼を笑顔にしてあげたい!」なんて思ってしまうから、近くにいたら危険なタイプです。