Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング31位。観客数で記録更新。最下位から奇跡の復活
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
31位:徳島ヴォルティス(110) 2024リーグ戦成績:8位(J2) 2024シーズンホームグロウン人数:3人(37位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:6,054人(36位) 2023年度営業収益:約20億9200万円(28位) 現在はJ2リーグを主戦場としている徳島ヴォルティス。2005年にプロ化して以降、その歴史の中で2シーズンほどJ1を舞台に戦った経験がある。いずれも1年で降格しているが、国内最高峰の戦いを知っているのは大きなアドバンテージだ。 2024シーズンは極めて厳しいスタートから立て直し、まさしくチームの地力が功を奏したという見方もできるだろう。開幕から3連敗を喫し、第7節終了後に最下位に転落。吉田達磨監督をシーズン途中で解任し、増田功作監督を新指揮官に招聘した。 ここから徳島は15勝6分け10敗と巻き返し、最終的に8位でリーグ戦を終えた。この奮闘に熱が入ったのか、同シーズンのホームゲームにおける平均入場者数は6,054人。この動員記録はJ2を戦う18シーズンのうち、最高値である。 売上はJ1クラスのクラブに劣るが、2023年度の決算報告によると当期純利益で200万円の黒字を計上。純資産額も13億5900万円と安定した経営基盤を示している。あとはリーグ戦の結果で、ファン・サポーターの期待に応えたいところだ。
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