旧門司駅の遺構について日本イコモスなどが21日、全面保存を求める要望書を提出しました。 これに対し福岡県北九州市の武内市長は23日、「専門家の意見の一つとして受け止める」と述べ要望書への具体的な対応は示しませんでした。 ■市は追加発掘調査と記録保存の方針 北九州市　武内和久市長「門司港遺構の全面保存を求めるという内容であったと受け止めています。専門家、学会からのご意見の一つとして受け止めさせていただいている」 武内市長はこのように述べ要望書への具体的な対応は示しませんでした。 日本イコモスや日本考古学協会など11の団体は21日、旧門司駅の遺構を現地で全面保存するよう求める要望書を北九州市に提出していました。 遺構は複合公共施設の建設予定地で見つかっていて、市は追加の発掘調査をしたうえで記録保存し、今年度中に工事に取りかかる計画を示しています。 市は5月29日に市民向けの説明会を開く予定です。