【MLB】佐々木朗希の争奪戦 「レイズのような球団を見くびってはいけない」 米公式サイト記者が言及
日本時間11月13日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、ファンからの質問に答える形でオフシーズンの様々なトピックに言及した。「佐々木朗希と契約するチャンスがあると思うスモールマーケット球団はありますか?」との質問に対しては「もちろんだ。選手の能力を最大限に引き出すことに定評のあるレイズのような球団を見くびってはいけない。佐々木にとって魅力的な選択肢になるだろう」と回答。資金力はそれほど重要視されないため、多くの球団にチャンスがあると考えているようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 佐々木は23歳で海を渡るため、25歳未満の国際移籍選手が対象となる契約金の制限がある。各球団に与えられている予算枠は最大でも700万ドルほどであり、契約金の額は佐々木の意思決定にそれほど大きな影響を与えないとの見方が有力。むしろ、いかに球団の魅力を伝えられるか、どのような育成・起用プランを持っているか、といった金額以外の面が重視されると予想されている。 フェインサンド記者は「佐々木の動向について、最も重要なのは金銭面が最重要ではないということだ。もちろん、ドジャース、パドレス、ヤンキース、メッツなどが有力候補だろう。しかし、選手の能力を最大限に引き出すことに定評のあるレイズのような球団を見くびってはいけない。佐々木にとって魅力的な選択肢になるだろう」とコメント。有力候補に浮上する可能性のあるスモールマーケット球団として、具体的にレイズの名前を挙げた。 年間を通してローテを守れる保証のない佐々木は、即戦力の大物投手というより、エース級のポテンシャルを秘めるトップ・プロスペクトという位置づけのほうが適正だろう。そういう意味では、エンゼルスでの6年間で二刀流選手としての地位を確立した大谷翔平のように、まずはそれほど注目度の高くないチームで着実に経験を積み、成長していくほうが好ましいのかもしれない。佐々木自身の意思は不明だが、「ドジャースが大本命」と言われるなかで意外な選択をする可能性も十分にありそうだ。