“高校の同級生”横浜流星が原案 THE RAMPAGE・岩谷翔吾、デビュー小説『選択』発売決定
THE RAMPAGEの岩谷翔吾が、初の書き下ろし小説となる『選択』を10月10日に幻冬舎より刊行することが明らかになった。岩谷の高校の同級生であり、古くから親交のある横浜流星が原案の作品となる。 【写真】作品の原案を担当した横浜流星 岩谷の作家デビュー作となる小説『選択』。記念すべきこの作品の原案は、2025年のNHK大河ドラマの主演も務める、俳優の横浜流星。岩谷と横浜は高校の同級生。4年ほど前に作品のテーマを決め、超多忙のなか、時間を捻出し、時にエチュードも交えながら二人で物語を構築。閉塞感漂うこの時代を生きる二人の青年のドラマが完成した。 「もう、うんざりだ。殺す。絶対殺してやる」。包丁を忍ばせ、家を飛び出し、亮は走っていた。母に酷い仕打ちをした、父親を探しあて殺害しに行くために。息も絶え絶えに走っていた。そしてこれまでの世の中の不条理を憎んだ。しかしその途中、亮は歩道橋から身投げしようとしていた中学生を助ける。それは幼馴染みの匡平だった。 やがて、どんよりした巨大な社会に飲み込まれていく二人の少年。十数年後、行き場を失った亮は、ずるずると特殊詐欺実行犯グループに身を置くことになる――。この国を覆う息も出来なくなるほどの暗い圧迫感を描ききった、新たな物語。日々を懸命に生き抜いてきた二人が直面した非情な現実、そしてその先に見えたものとは。 岩谷は「『いつか、こういう作品をやりたい』約四年前、流星の何気ない一言が、『選択』のすべてのキッカケでした。あの日のことは今でも鮮明に覚えています」と振り返り、「そこから二人三脚での創作が始まり、互いに忙しくても毎日のように長文で連絡を取り合い、作品の進捗やアイデアの共有を怠ることはありませんでした。流星とだから『選択』を書ききることができました。僕一人では到底成し遂げられなかった道のりでした。閉塞感漂う今の時代に救いを求めて、僕たちはこの作品に僅かな希望を託したのかもしれません」と語る。 一方の横浜は「人生は選択の連続だ。日々選択をし、その積み重ねで、今日までの自分が作り上げられている。そしてこれからも選択を繰り返し、未来の自分が作られていく。一つの動画を観たことがきっかけで この作品が生まれました。あの時、動画を見ていなければ、翔吾に自分の思いを伝えていなければ、生まれなかった。それも選択です」と作品誕生の瞬間を語る。さらに「人生は自分では気付かぬ内に大きく変わる。真意を知ろうとせず、責めたて、一度の失敗を許さない社会ですが、生きていればやり直せる。一筋の光をつかみ取れるように、愛と希望を込めた作品です。自分の為でも、誰かの為でも良いが、後悔のない選択をしてほしい。自分自身が選択した道に自信を持って生きて欲しいです」とコメントを寄せている。 小説『選択』は、幻冬舎より10月10日発売。