街への愛着、サウジリーグへの疑問…今季絶好調のサラーがリバプール残留を熱望する理由
リバプールのエジプト代表モハメド・サラーは、いくつかの理由によって退団を望んでいないようだ。 【動画】リバプールで数多くの記録を打ち立ててきたサラーのゴール集! リバプール加入以来、絶対的なエースとして君臨し続けているサラー。32歳となりかつての爆発的なスピードは流石に見られなくなりつつあるが、得点へ関与する力は依然として健在であり、今シーズンもプレミアリーグ開幕からの3試合で3ゴール3アシストと特筆した成績を残している。 そんなサラーとリバプールの契約は2025年夏までとなりながら、現在に至るまで契約交渉に進展はなし。クラブ側はすでにチーム最高給を受け取るサラーとの契約延長に慎重な姿勢を見せており、先週末に行われたプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドに快勝した後、サラーはクラブから契約延長の打診がないことも明かしていた。 イスラム圏のスーパースターとして知られるサラーには、昨夏もサウジアラビア行きの噂が浮上しており、本人も将来的には移籍を望むと予想していた声も。しかし、イギリス『リバプール・エコー』によると、サラーはいくつかの理由から今後もリバプールに残り続けることを熱望しているようだ。 1つ目は、リバプールという街への愛着。7年間暮らしてきたリバプールで家族はすっかり落ち着いており、サラーは娘がリバプール出身のようなものだと考えているという。 2つ目は、サウジ・プロ・リーグへの疑問。かつての同僚であるサディオ・マネがアル・ナスルで評価を落としていること、そもそもの観客数の少なさなどから、決して魅力的には映っていないようだ。 3つ目は、収入面の充実。サラーはリバプールから受け取る給料のほかにもさまざまなスポンサー契約を結んでおり、すでに週100万ポンド(約2億円)の稼ぎがあるため、サウジアラビアからの莫大なオファーにもそれほど心を動かされていない。 リバプールに強い愛着を持つサラーは今後クラブと話し合いの機会があると予想されるが、そこでクラブや選手がどのような決断をするか、大きな注目が集まっている。
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