今年のインフル、大人が先に感染? クリニック「流行前倒しでピークレベル」 強い頭痛も…重い症状なぜ【#みんなのギモン】
■全国のインフル患者報告数の推移
山崎アナウンサー 「そういった対策が本当に大切になってきています。実際どれぐらいの患者の数がいるのでしょうか。厚生労働省によると、全国の定点医療機関から報告された感染者数は1医療機関あたり1人を超えるとインフルエンザの流行期に入った目安となります」 「10月下旬に既に1を超えて、流行期に入りました。11月4日~10日には1.06、11月18日~24日には2.36になりました」 「ここから急激に増えていきます。翌週の11月25日~12月1日には約2倍の4.86、さらに次の週の12月2日~8日にも約2倍の9.03となりました。数は去年に比べると少ないのですが、広がり方はかなり急激になってきています」 鈴江アナウンサー 「このグラフで見てもかなり急激に広がっているのがわかりますね」
■40代は4万人…大人の感染増に警戒
山崎アナウンサー 「子どもだけではなく大人も増えていることで警戒が必要です。全国の医療機関を受診した患者数は推計で約34.7万人。年代別でやはり多いのは子どもで、0~9歳で約9.5万人、10~19歳で約9万人です」 「20代は約2.5万人、30代は2.7万人。40代は約4万人、50代は約3.7万人と、大人もかなり多くなってきています」 森アナウンサー 「子ども(の感染者数)が多いのは接触や教室で触れ合う機会が多いからなのでしょうが、40代や50代はもしかしたらお子さんがいて子どもからもらっているパターンがあるかもしれませんよね」 山崎アナウンサー 「そういったルートも多いかもしれませんね」 瀧口麻衣アナウンサー 「なかなか休みづらいかもしれませんが、ちょっとでもおかしいなと思ったらしっかり休むことも大事かなと思いますね」 山崎アナウンサー 「そういう判断をすることも大事ですし、職場としても人繰りが厳しいかもしれませんがしっかり休ませることが大事だと思います。いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長は『今年はどちらかというと大人が先行している印象がある』と言います」 「理由の1つとして考えられるのは、コロナ禍前よりも忘年会が増えてきているということと、旅行などで動くことで職場や家庭内に広がり、子どもに感染しているパターンがあるということです」