ディーン・フジオカ効果 続々ブレイクする“逆輸入俳優”たち
俳優のディーン・フジオカといえば、15年放送の女優・波瑠主演のNHKの朝ドラ「あさが来た」への出演でブレイクを果たした。 その後も、昨年1月からTBS系で放送されたドラマ「ダメな私に恋してください」では主演の深田恭子の相手のドSな上司役を演じ、同年10月スタートの同局系ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」では、主演の織田裕二演じる天才貴族に仕える執事役を熱演。 数多くのCMにも起用されているほか、歌手としても活躍している。
朝ドラをキッカケに大ブレイク
そんなディーンは福島県生まれで、千葉県で育ち、高校卒業後に渡米。香港、台湾、インドネシアでモデル、俳優、アーティストとして活動後、帰国した“逆輸入俳優”として知られている。 「ディーンさんは、福山雅治さんや吉高由里子さんらを擁する大手芸能事務所のアミューズに所属していますが、アジアで幅広くビジネスを展開する同社の台湾支社が、現地で活動しているところを発掘したそうです。朝ドラの好演で女性を中心に高い支持を受けています」(テレビ誌編集者) ディーンのブレイクの影響もあってか、最近は“逆輸入俳優”の活躍が目立つ。 同社がディーンに続き売り出しているのが、10年以上にわたり韓国で活動していた大谷亮平だ。
韓国でブレイクした大谷亮平
大谷は昨年4月クールの福山雅治主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「ラヴソング」で日本デビュー。 同年10月にスタートし、“恋ダンス”でも話題になった新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や今年テレビ朝日系で放送された「奪い愛、冬」に出演するなど、露出を増やしている。 「大谷さんは日本でモデル業をはじめた後、03年に出演した韓国のCMが好評だったことから活動の舞台を韓国へ。06年にシチュエーション・コメディー番組『ソウルメイト』で俳優デビューすると、数多くのドラマや映画で活躍。韓国ドラマアワード2014グローバルで俳優賞を受賞するなど、現地では高い評価を受けています」(同テレビ誌編集者) 同社といえば、かつて台湾を中心に活躍していた金城武を日本でブレイクさせた実績がある。俳優としての実力もあるディーンや大谷が、大手事務所のバックアップを受けて、今後さらに日本で活躍する可能性はかなり高いだろう。