大谷翔平（ロイター）

　ドジャース・大谷翔平（29）もベンチで顔をしかめるしかない。4月30日（日本時間5月1日）のダイヤモンドバックス戦（チェースフィールド）は蜂の大量発生で試合開始が遅れた。バックネット上部に蜂の大群が塊を作り、場内アナウンスで開始時間の遅延が告げられると、観客からどよめきが起こった。 【写真】薬指に指輪がキラリ！夫を見守る真美子さん 　大谷をはじめ選手たちはベンチで困惑するしかなく、中継するNHK・BSは「現在ハチの大量発生のため試合開始が遅れています」と字幕で過去の試合などが流され、ABEMAでは延々と蜂の大群の〝ライブ映像〟が映し出された。 　前代未聞の珍事に解説の西岡剛氏と糸井嘉男氏は「阪神園芸さんなら何とかしてくれるんじゃないですか」「もう蜂は飽きた。早く野球が見たい」と驚くやらあきれるやら…。 　周囲の観客を避難させ、1時間15分後、ようやく1人の駆除係が姿を見せると場内が大盛り上がり。グラウンドで白い〝防護服〟に着替えるとゴンドラに乗ってバックネット上段に上った。〝蜂バスター〟はまず薬剤をやさしく噴霧して蜂の動きをにぶらせ、その後に吸引機で丁寧に吸い取った。その間、場内では「ヒーロー」「フットルース」を流して〝駆除ショー〟を盛り上げ、駆除係の男性も手を上げて歓声にこたえた。 　笑顔で引き揚げる男性の様子にスタジオの西岡氏、糸井氏は「ヒーローが帰っていくぞ」「俺でもできるぞ！」と拍手を送っていた。結局、試合は1時間55分遅れの午後8時35分の開始となった。