【ハイライト動画あり】コベルコ神戸スティーラーズ、苦しみながらも横浜キヤノンイーグルスに逆転勝ちで連敗ストップ
スティーラーズのPR中島イシレリがゴール前でノット10mバックの反則でシンビン(10分間の退場)となった直後の17分、イーグルスはスクラムを選択して押し込み、そのままNO8(ナンバーエイト)アマナキ・レレイマフィが左中間にトライを挙げ、SO田村ゴールも決まり7点を先制する。
その後もイーグルスが攻めて、スティーラーズがゴールラインを背負う時間帯が続くが、スコアボードは動かない。前半終了間際には、イーグルスのSO田村がゴール正面からDG(ドロップゴール)を決めて、10-0とリードを広げて前半を折り返した。
共同キャプテンのLO(ロック)ブロディ・レタリックが、「前半は22%しか、ボールポゼッションがなく難しかった」と話したスティーラーズは、後半最初から元日本代表のSH日和佐篤、LOワイサケ・ララトゥプア(東海大学出身)を投入。ボールをしっかりキープしてアタックを継続し、巻き返しを図る。
後半9分、スティーラーズはキックカウンターから相手陣でフェイズを重ね、SOブリン・ガットランドがパスダミーから抜け出して中央にトライ。自身でゴールも決めて3点差に追い上げる。
イーグルスも14分にSO田村の45mのロングPGで、再び6点差に広げる。しかし、17分にスティーラーズがクイックスローから連続攻撃を仕掛け、再びSOガットランドが、巧みなステップから相手の間を抜けて中央にトライ。ゴールも決めて14-13と逆転に成功する。
それでもホストのイーグルスはすぐに反撃し、22分には敵陣でアタックを続けてLOマックス・ダグラスがトライを挙げ、20-14と再逆転。さらに24分、ラインアウトから攻め続けたイーグルスは、途中出場のNO8シオネ・ハラシリがパスダミーから抜け出してトライ。27-14と再び13点差に広げた。
それでも諦めないスティーラーズは、30分にラインアウトから15mほどモールを押し込み、最後はSH日和佐が右隅にグラウディング、36分にもラインアウトのチャンスを得ると、モールから途中出場のHO北出卓也がトライを挙げて、28-27とスコアをもう一度ひっくり返した。