三菱自動車社長、ホンダ・日産統合協議への参画は「選択肢の一つ」「経営統合ありきではない」
三菱自動車の加藤隆雄社長は10日、ホンダと日産自動車が進める経営統合協議への参画について、「必ずしも経営統合ありきではない。選択肢の一つだ」と述べた。統合効果を慎重に見極め、1月末をメドに合流するかどうかを判断する。 【表】3社が統合すればこうなる…世界の自動車グループ販売台数
千葉市で10日始まった展示会「東京オートサロン」の会場で、報道陣の取材に応じた。参画によるメリットに関しては、三菱自が生産拠点を持たない北米で「積極的に力を貸してもらえる」と説明し、次世代車に欠かせないソフトウェア開発についても「1社では難しい」と話した。
合流への懸念としては、日産が進めるリストラ策の実効性を挙げた。地域によっては両社以外との協業もあり得るとし、「色々な可能性を排除せずに検討する」と述べた。