宮下瞳騎手が女性騎手初の黄綬褒章を受章
政府は2024年春の褒章受章者を28日付で発表し、名古屋競馬所属の宮下瞳騎手(46)=愛知・竹口勝=が黄綬褒章に選ばれた。 宮下騎手は1995年に名古屋競馬でデビューし、女性ジョッキーの第一人者として活躍。育児に専念するため11年8月に引退したが、その後に騎手免許を再取得し、16年8月に現役復帰を果たした。21年11月には地方通算1000勝を達成。今回の受章は、これまで競馬の発展に貢献し、畜産振興に寄与したことが評価されたもので「このような褒章をいただくことになり、大変うれしく思っています。私だけの力だけではなくて、ファンや関係者の皆さま、家族の応援のおかげ。本当にありがとうございます。この受章で、日々懸命に努力されている全ての女性の夢や希望を少しでも後押しすることができたら、とも思っています」とコメントした。 黄綬褒章は農業、商業、工業などの業務に精励し、他の模範となる技術や事績を有する者に授与される。騎手の受章は、20年秋の的場文男(67)=大井・騎手会所属、22年春の柴田善臣(57)=美浦・フリー=に次ぐ3人目。女性騎手では初となる。