五木ひろし・歌手生活60年記念コンサートで、涙ぐみつつファンへ「感謝しかありません」20日も明治座で公演
歌手、五木ひろし(76)が19日、東京・日本橋浜町の明治座で歌手生活60年記念のスペシャルコンサートを開いた。 1部では「あゝ上野駅」から「千の風になって」「ヘビーローテーション」などカバー曲59曲プラス自らの半生を歌った自作曲「時は流れて…」まで約1時間、60曲のメドレーをノンストップで披露。生バンドをバックに女性ダンサーやコーラスをまじえて情感豊かに歌い上げた。 2部では「よこはま・たそがれ」「千曲川」など代表曲16曲を披露し、1部と合わせ年齢と同じ76曲で満員の約1400人を魅了。「(1965年6月の)歌手デビューから60周年にあたる来年は、自分の歌だけで60曲メドレーを歌います」と宣言した。 1部の終わった後は滝のような汗を流していたが、つやのある高音は若い頃と変わらず円熟味を増した。途中「皆さんには感謝しかありません」と涙ぐみ言葉を詰まらせつつ頭を下げ、「ひたすら歌の道を進んでゆきます」と生涯現役を誓った。20日も同所でスペシャルコンサートを開く。