松本まりかさん「ワクワクすることにフォーカスして成長し続けることが重要!」|CLASSY.
CLASSY.読者の少し先を歩き、いま輝いている人生の先輩たちは自らの人生の中でどんな選択をしてきたんだろう? CLASSY.創刊の年に生まれて今年40歳になる「CLASSY.と同い年」の先輩・松本まりかさんに、今回は30代にやってよかったこと、40代でやりたいことについて伺いました。
「いつか『こうありたい』と思い描く自分になれたときに、それに相応しい自分でいたかった」
――20代、30代でやっておいて良かったことは、どんなことですか? 内面と外見、両方成長が必要だと思うのですが、外見の話で言うと、とりあえず体型維持は心掛けていました。中身の成長や演技の技術向上は時間がかかる。それが達成できたときに、外見が緩んでいたら取り返しがつかない、と思っていて。だから健康に気を配ったり、美容やファッションの情報をインプットすることは意識していました。20代前半から続けていたのは、ダンス。レッスンルームに行くと、大きな鏡に見たくもない自分の姿が映るんですよね。それと対面するのは嫌だったし、キツかったけれど、続けていました。あとは、20代の頃はいろんな魔の手がありましたが、自分の心がダメだと感じるところには行かないことも大事にしていました。いつか「こうありたい」と思い描く自分になれたときに、それに相応しい自分でいたかったから。当時は、自分が売れていない、何者でもないコンプレックスから自信がなくて、人前でおどおどしていました。でも、「それって変だな」って思い始めて。例え肩書きがなくても、憧れの人たちと対等に話せるようになりたかったし、先輩たちのような人間力を身につけて、中身は素敵な人でありたい、という気持ちはありました。 ――内面を高めるために、意識していたことはありますか? 学ぶことは意識していましたね。だから 本屋さんが友達で、たくさんの本を読みました。30歳を迎えたとき、芝居が上手くなりたいし、人としてまだまだ未熟だからいろんなことを知りたかった。だから、毎晩本屋さんに通っていました。それから、20代の頃に「30代は人脈だ」と聞いたことも、学びを意識するきっかけになりました。私は人と接することが上手くないタイプだから、どう人脈を作ればいいのか分からなかった。「まずは人から信頼される、好かれる自分にならなきゃ」と考えて、自分磨きや学びに重きを置いていました。そして39歳の今、素敵な人たちと出会えていて、あのときの時間がなかったら、今はないと改めて実感しています。特に『ミス・ターゲット』の現場はスタッフのみんなが、「この現場、本当に楽しいんです」とか「朝起きて、現場に行くのが楽しみなんです」と言ってくれて。人の幸せや笑顔に触れながら仕事する中で、「これが私の求めていた人脈、環境なんだな」と感じています。周りと比べて10年遅いかもしれないけれど、相手に敬意を払いつつ、周りとの信頼関係を築きながら仕事に向き合える素晴らしさに気付くこともできました。