ちょっと痛い…? 思わず引いた道長&まひろの大胆”匂わせ”行動とは? 大河ドラマ『光る君へ』第36話考察
道長の”匂わせ”に複雑な心境…。
そんなあまりに息の合った2人に、女房たちは「あうんの呼吸で歌を交わせるなんて」と顔をしかめ、倫子もただならぬ空気を感じたのか怒ってその場を退出してしまった。 あろうことか妻の前で他の女性との関係を匂わせるなんて道長らしくないが、孫が誕生した嬉しさとお酒で気持ちが緩んでしまったのだろうか。不倫が噂される2人が飲み会でいちゃつき、みんなが内心うわあ…と思いつつ見る図は現実世界でも度々ある。そういうちょっぴり痛い2人になってしまっているのが、まひろと道長のこれまでを見てきた視聴者にとっては複雑な気持ちだ。 そんな中、赤染衛門(凰稀かなめ)が道長との関係についてまひろを問いただす。これまでどんなに女房たちがまひろを悪く言おうが味方をしてくれていた赤染衛門。 彼女の夫・大江匡衡(谷口賢志)は浮気者であちこちに子を作っては妻に押し付けてきている。ゆえに赤染衛門が不倫を嫌悪していてもおかしくはないだろう。彼女に見放されたらまひろは女房たちの間で完全に浮いてしまう。仲の良かったききょう(ファーストサマーウイカ)もついに「源氏物語」の存在を知る中、今のまひろはまさに針のむしろ状態だ。 【著者プロフィール:苫とり子】 1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。
苫とり子