米の新品種「あきの舞」種もみを収穫 2025年から鹿児島県内の農家で生産へ
鹿児島テレビ
鹿児島県が約10年をかけて開発した、米の新品種「あきの舞」の種子となる種もみの収穫が、鹿児島県さつま町で行われました。 県オリジナルの新品種「あきの舞」は、従来栽培されている「ヒノヒカリ」に比べて高温に強く、収量が1割程多いのが特徴で、2013年から品種改良が進められてきました。 2025年から始まる一般農家での生産に向けて、この日はさつま町で、地元の生産組合が約10トンの種もみを収穫しました。 またこの日は、近くの「恵光保育園」で事前に収穫していた「あきの舞」の新米で、炊きたてのご飯が提供され、早速、園児たちがその味を確かめていました。 試食した園児 「おいしい」 「甘かった」 鹿児島県農産園芸課・町田孝男課長 「高温に強いということで品質が良くなるので、その分、農家の取り分は高くなる。ヒノヒカリと同等程度においしいということで、味の面でも非常に期待をしている」 県によりますと「あきの舞」は、2025年、約240ヘクタールに作付けされる計画で、秋には一般にも流通する見通しだということです。
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