『光る君へ』源俊賢役・本田大輔、F4との最後の共演で「俺泣いちゃいそうでしたもん」
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源俊賢を演じた本田大輔の声を紹介する。 【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって… ――源俊賢を演じきって 長い期間、これに参加できたことがとても幸せだったなと、今振り返っています。準備段階からの話をすると、髪を伸ばしたり、ヒゲを伸ばしたり、体重を増やしたり、減らしたり、歯を抜いたり、悪あがきをいっぱいしましたけど、それも含めて作品のクオリティーが少しでも良くなってくれればいいなっていう思いからはじめたので、それが今この瞬間、終わってしまったと思うとちょっと一抹のさみしさがありますね。無我夢中にやってきました。 ――『光る君へ』の源俊賢について 「安和の変」以降、父が失脚して、そこから辛酸をなめてきた俊賢なんですけど、藤原氏全盛のときに時の権力者についていく。しかも俊賢がよくいわれる処世術を使って、うまくついていって自分の存在感を発揮すると、そういうのはもう本当に俊賢ならではの生き方であるなとも思いますし、中でも道長につけたことと、あとそこで出会った四納言のメンバーと出会えたことが、ちょっと俊賢の方向性を変えたのかなっていうふうに僕は解釈しています。 そこでその後、自分の血筋を残して子孫、子どもたちもしっかりと内裏にあがれるようになって、結果自分がやれるべきことはやり尽くしたのではないかなというところで、俊賢なりに大往生したんじゃないかなと。そういう願望も込めて今感じていますね。 ――撮影を振り返って きょうの最後のあのシーンもああやってみんなで酒を酌み交わしながら笑顔で終われて、斉信役の金田くんがふざけたりとか涙が出ちゃいますよね。演じながら、俺泣いちゃいそうでしたもん。これは一生の財産になった作品に参加できましたね。本当に幸せな一年ちょっとでした。卒業するのが寂しいですね。まだ卒業したくなかったです。