明治神宮大会V 横浜の1年生右腕・織田翔希に《2年後ドラフト1位の素材》とスカウト太鼓判
明治神宮大会高校の部で、松坂大輔を擁した97年以来、2度目の優勝を果たしたのが横浜(神奈川)。チームを牽引したのは1年生右腕の織田翔希だ。 【写真】育成契約は嫌だった?ドラフトで名のある高校球児が軒並み指名漏れのカラクリ 昨25日の広島商との決勝に先発、九回1死二、三塁で降板したものの、5安打に抑えた。ネット裏で織田の投球をチェックしたセ・リーグのスカウトは、 「フォームもボールの質もいい。2年後にはドラフト1位でプロ入りする素材です」と、こう続ける。 「ストレートは144、5キロくらい。スピンが効いているので、ボールが打者の手元で伸びる。スライダーやカーブのキレが良いうえに、狙ったところに投げられる制球力もある。打者に向かっていく気迫も感じるし、実戦向きの投手です。これからトレーニングを積めば、コンスタントに150キロを投げられるようになるのではないか」 1年生ながら、スポーツマスコミが「大会ナンバーワン右腕」と評するだけのことはあるようなのだ。 「エースナンバーを付けた左腕の奥村頼人も、スピードはいまひとつだが、計算の立つ投手。投手が2枚いるうえに、野手の守備力が高い。来年のセンバツでは優勝候補の筆頭でしょう」とは前出のスカウトだ。