<2024ウィンブルドン>錦織圭選手、体の状態は良好「アグレッシブに良いプレーを」 日本人選手6人のインタビュー公開
◇西岡良仁選手
--仕上がりや手応えはいかがですか。
今回は芝に関しては自信がなくて、全仏が終わってから準備期間もあまりありませんでした。日本でハードコートで数日練習をして、芝は2日だけ練習をして、(前哨戦のATP250)イーストボーンの予選に臨むという形でした。時間のない中での調整でしたけれど、全仏が終わってからフォアハンドのグリップを薄めにして、フラット系のショットをうまく打てるようにしていったのが良かったです。早いコートへの対応ということが結果につながっていると思います。
--初戦で対戦するボルジェス選手の印象はいかがですか?
今年の対戦成績は1勝1敗で、ハードで勝ってクレーで負けました。3戦目が芝ということで3つめのサーフェスなので、本当に楽しみです。僕が全豪オープンの速いサーフェスでも勝っているので、彼からすると芝がベストなサーフェスではないのかなと思いますが、速いサーフェスでも対応できそうなテニスをしています。どちらかというとフラット系でバックハンドでも中に入ってくる選手なので、ラリー戦でかなり長い試合になるのではないかと思っていますが、そんなに厳しい相手ではないので、タフですが勝てるチャンスはあると思っています。
--芝の戦い方や対策していることを教えてください。
まずは、動きにくいというところと、リターンの重要性が高くて、僕みたいにサーブが良くない選手でも芝がプラスに働く部分もあるので、自分の得意なリターンで押し付けていける場面は多いと思います。相手からするとファーストサーブが重要で、セカンドになると僕がリターンから攻めて、相手にプレッシャーをかけていけるので、イーストボーンでも5試合戦ってみてそういうパターンが多かったです。1回戦の相手(ボルジェス)はビックサーバーではないので、いかに自分のサービスゲームを気持ちよくプレーして、相手のサービスゲームにプレッシャーをかけるかが勝敗を分ける鍵になってくると思います。