柳楽優弥〝眼差しで魅せる演技〟炸裂「ライオンの隠れ家」第8話が話題【母子の再会】【弟の顔】【〝人〟が繋ぐ家族】
◆音みかんの「エンタメ」ワクドキWACTHING
ドラマ、映画、アニメ好き。「三度の飯より…」とは言い切れない食いしん坊・音みかんが個人の趣味に〝全フリ〟したチョイスで昔の名作から最新作までエンタメ作品を語ります。#エンタメQ ■激動の第8話…印象的なシーンが満載【写真】 11月29日に放送された金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS)。俳優陣の熱演がたびたび話題に上がる作品だが、第8話は主演の柳楽優弥の演技〝眼差し〟が炸裂していた。ストーリーも大きく動き、見逃せない展開にSNSでは盛り上がりを見せている。
〈以降、ネタバレあり。ご了承の上、お読みください〉
この物語は両親を亡くし、茨城県の実家で2人暮らしをしていた小森洸人(ひろと、柳楽)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(みちと、坂東龍汰)の元に謎の少年・ライオン(佐藤大空)がやって来る所から始まる。 第8話までに、ライオンが洸人と美路人の家出した姉・橘愛生(尾野真千子)の息子・愁人(しゅうと)だったことが判明。父でDV癖のある祥吾(向井理)から逃れるために小森家に連れてこられていたのだ。だが家バレする状況に陥ってしまい、洸人と美路人と供に新潟の佐渡島へ。逃亡生活ながら3人は〝家族〟を実感する日々を送っていた。(※壮大なヒューマンサスペンスのサスペンス部分は端折っております) その矢先、今話の冒頭で愛生も佐渡島へやって来ることに。フェリー乗り場に迎えに来たのは洸人で、愛生への〝眼差し〟が…。たくさんの下船客の中から十数年ぶりに会う家族を探す目、戸惑いがありながらも見つけた時には嬉しさと恥ずかしさを滲ませ伏せた目…。離島出身の筆者として、フェリー乗り場でのシーンは共感しかなく、無言のまま目だけで魅せたこのシーンは本当に圧巻であった。 また、念願の母と子が再会するシーン。愛生を見つけたライオンが駆け寄り、今まで会えなかった時間を埋めるかのように矢継ぎ早に洸人たちとの思い出を話す様子は演技を超えた本物の子供のいじらしさがあって、胸を締め付けられた。その際にも母子を見つめる洸人の眼差しが…。1児の父である柳楽の私生活を垣間見たようなリアリティある愛があった。