「おいしい!広島」決起会 お薦め食材や食文化をアピール 広島県
広島県は、県内の農水産物や食文化をPRするプロジェクト「おいしい!広島」の一環で、来春まで食のイベントや関連商品の販売を予定している。2日、決起会が県庁であり、生産者や企業の担当者が自慢の食材や企画を紹介した。 「おいしい!広島」主な事業一覧 決起会には約120人が参加し、企業や飲食店の関係者、生産者たちがお薦めの食材や料理方法などを説明した。旅館や料亭の料理人は、サワラやカワハギなど瀬戸内海の魚が多彩な料理に合うとアピール。県観光連盟は牛の肩バラ肉「コウネ」を県独特の食文化とし、観光の楽しみとしてPRした。 イベントは今月から来春ごろまで計画する。広島駅弁当(広島市東区)などは、料理コンクールで優勝した若手料理人と連携した弁当の発売を予定する。カゴメ(名古屋市)などは来春、県産の食材を使ったパスタを飲食店のメニューやスーパーなどの総菜にする。県は県産食材の料理コンテスト「FooDrinpic(フードリンピック)」を12月と来年3月に催す。 プロジェクトは昨年2月、先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて立ち上げた。事業費は関連企画と合わせて約1億8千万円。湯崎英彦知事は「食を通じて、広島をより活気のある元気なまちにしたい」とあいさつした。
中国新聞社