「一生懸命説明しても、何も理解してもらえない」 小泉進次郎氏の決定的な“理解力不足”…共に仕事をした人物が証言
永田町でも高評価
得意の瞬発力を発揮してうるさ型の記者をうまくいなしたわけだが、 「エネルギー政策関連の質問などの際には、付箋がびっしりと貼られた手元の資料やモニターのようなものをチラチラ見ながら答えていました」 と、全国紙デスクは言う。 「そのおかげか、質疑応答で答えに詰まることはありませんでした。全体的に歯切れが良く、分かりやすく自分の主張を打ち出せており、永田町でも評価する声が多かった」 自民党のさるベテラン議員に聞いても、 「非常に良かったんじゃないですか。はっきりしてて。本人がやりたいことも明確だし。選挙をすぐにやると言ったのは重要ですよね。新しい総理総裁になるわけだから、すぐに国民に信を問うというのは正しい。さすがだと思いました」 と、好印象だった様子。
「政治家として不可欠な資質に著しく問題を抱えている」
しかし、進次郎氏と一緒に仕事をしたことがある政府関係者はこう話す。 「小泉進次郎さんというのは、定型的な場所、演説とか、出馬会見のような場においてお話しするのは非常に上手な方だと思います。ただ、政治家として本当に必要な資質とは、複雑な問題を総合的に判断し、的確に決断を下していく能力です。彼はそういうことは丸っきりできない方。政治家として不可欠な資質に著しく問題を抱えている、と私は確信しています」 どういう姿を見てそのような印象を持ったのか。 「こちらが一生懸命説明しても、何も理解してもらえない、という感覚があるのです。他の議員の先生方とは明らかに様子が異なっていた。理解してもらっている感触、反応が得られないのです。理解することに関心がないのか、とさえ思ったこともあります」 間近で共に仕事をした人からそこまで言われてしまう進次郎氏。会見では「最高のチーム」を作って難題を乗り越える、としたが、 「彼には状況を“判断する力”も、その上で“決断する力”もない。つまり、刻々と変わる状況に臨機応変に対応し、適切に決断することができないわけで、とても首相の職が務まるはずがない」(同) 後編【滝川クリステル側は「突き放すようなコメント」を… 小泉進次郎氏が総裁選で苦戦する理由 「後見人・菅前首相の健康問題も」】では、進次郎氏の心もとないサポート体制などについて、詳しく報じる。 「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載
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