65kg以下級は数多くの団体で輝いてきた男が制覇 全国決戦にふさわしいハイレベルボディビルバトル【ゴールドジムジャパンカップ】
今年も数多くのボディビル・フィットネスコンテストが開催され、日本の全国各地、あるいは世界を巻き込んでのボディバトルが展開された。その中で、2024年の締めくくりとも言える一戦が、12月21日・22日に東京で開催された「2024ゴールドジムジャパンカップ」だ。 【フォト】ボディビル出場全選手 コンテストの登竜門イベント「マッスルゲート」の全国大会となる今大会は、本大会特有のウーマンズレギンスやメンズタンクトップといったより初心者トレーニーに特化したカテゴリーから、ビキニフィットネスやウーマンズフィジーク、ボディビルやメンズフィジークなどのメジャーカテゴリーまでさまざまな競技が行なわれた。 2日間にわたる競技の最後を締めたのが、男子競技の花形とも言えるボディビルだ。毎年、大会MVPが選出されるゴールドジムジャパンカップにおいて、全大会でこのボディビルからMVPが選出されていることからも、その注目度の高さは言うまでもない。 今大会でMVPを獲得したのは、70kg以下級を制した中村真利男だった。ドイツでのナチュラルボディビルコンテストも実績を残している中村は、大会史上初となる、2022年に続く2度目のMVPを獲得。百木田将広や毛利夏希ら他の大会でも実績を持つ選手と並んでも存在感は一つ抜けており、納得の選出という印象であった。75kg以下級では、“マルチエリアを制した男”として昨年のジュラシックカップのグランドクラスにも出場した椿幸仁、75kg超級ではIFBB男子ワールドカップにも出場した神田優作が制覇。さらに、65kg以下級を制した佐野雄紀も印象的だった。これまでサマー・スタイル・アワード、FWJ、NPCJ、Fitnessstar JAPAN、NABBAなどさまざまな団体で上位入賞経験がある選手であり、クラシカルな仕上がりで輝きを放った。
文・写真/木村雄大
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