イタリア代表指揮官スパレッティが満足感「ジョルジーニョ&ファジョーリでボランチの質が高くなった。キエーザには選択肢を与えている」 | 国際親善試合
【欧州・海外サッカーニュース】イタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティが、日本時間10日に行われた親善試合イタリア対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-0)終了後、アッズーリの選手たちを称えた。
EURO2024の開幕が控える中、ルチアーノ・スパレッティ率いるアッズーリは日本時間10日、親善試合でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。38分のダヴィデ・フラッテージの得点により、1-0と勝利を収めた。スパレッティが試合終了後、イタリアメディア『Sky Sport』のインタビューで語った。 「全体的に良い試合で、ボローニャ(で行われたトルコ戦)よりもかなり良くなっていたが、やや甘いバックパスもみられた。プレーに関して消極的なところがあった。試合中、もっと継続性を示せるようにならなければならない。チャンスは作り出していたが、うまくフィニッシュまで行けなかった。相手GKの前まで何度も迫ったが、ゴールをしっかり決める必要がある」 またイタリア代表指揮官は、3-4-2-1のシステムでプレーメーカーを務めたニコロ・ファジョーリとジョルジーニョに賛辞を贈ったほか、DFアレッサンドロ・ブオンジョルノやFWジャンルカ・スカマッカ、決勝点を挙げたフラッテージにコメントを加えた。 「ボランチのクオリティは以前よりも高くなった。ファジョーリとジョルジーニョは良くやってくれたよ。非常に満足している。ただ、われわれはもっと相手に向かっていって、プレスをかけるべきだったかもしれないが、相手にボールを渡してしまった」 「ブオンジョルノは良い試合を見せ、相手のセンターフォワードに注意深く、フィジカル面でも非常にうまかった。スカマッカも良い試合だった。GKに2回ゴールを阻止されたが、成長への正しい道を進んでいる。フラッテージは、常に同じポジションをとるということに関して継続性がなかったが、それでも相手GKの前に顔を出し、良いパフォーマンスだった」 さらにスパレッティは、トップ下左で起用したフェデリコ・キエーザに言及。ユヴェントスFWの個の力を生かしたい考えを示した。 「キエーザは中央左寄りのポジションでプレーさせることで、左サイドへ行ったり、中央に入ったり、選択肢を与えている。(アンドレア)カンビアーゾとの相性が良いのが見て取れた。1対1で破壊力を示せるので、こうした場面を作り出さなければならない」 EURO直前の親善試合を1勝1分で終えたイタリア。スパレッティは「やるべきことはした。良いチームであると確信している。これから本物の試合の空気に入っていかなければならない」と手ごたえを口にした。
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