映画『関心領域』、主人公を演じたクリスティアン・フリーデルはアウシュビッツを初めて訪れ「歴史がヒシヒシと伝わってくる」都内で上映イベント
公開中の映画「関心領域」(ジョナサン・グレイザー監督)のQ&Aつき上映イベントが21日、東京都内で行われ、主人公のルドルフ・ヘス役のクリスティアン・フリーデル(45)らがZOOMで観客からの質問に答えた。 ホロコーストや強制労働により、ユダヤ人を中心に多くの人々を死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々の営みを描いた同作。「第76回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門でグランプリ、「第96回アカデミー賞」で国際長編映画賞を受賞した。 「アウシュビッツを訪れたイメージは」と聞かれたフリーデルは「近くで撮影していたので、初めて訪れました。1人の人間として揺さぶられるものがありましたし、歴史がヒシヒシと伝わって来る感じ。訪れることができて、人間としても役者としても大切な経験になった」と話した。
中日スポーツ